事例紹介

エクステリア工事業の伸長と今後の経営体制を見据えた事業環境分析・補助金申請支援

有限会社石水建材店

事業者情報

事業者名 有限会社石水建材店 様
代表者 代表取締役 石水 孝幸 様
業種 建材卸売業
事業内容 建材の仕入・販売、エクステリア工事*
所在地 新居浜市
設立 1974年7月
従業員数 3名

支援概要

支援テーマ 収益改善、事業承継
支援機関 新居浜商工会議所、公益財団法人えひめ産業振興財団、BSO

*エクステリア工事:門扉やガレージなど、建物の外側に位置する空間の工事

有限会社石水建材店

支援に至る背景

 建材販売事業は、1990年代から大型ホームセンターが進出し、2000年代に入ってからはネット通販が台頭するなど、苦境に立たされたが、近年は門扉・カーポートなどエクステリア工事業にも進出しており、事業の多角化を図ったことで業績が向上している。
 エクステリア工事業の更なる伸長を図るための投資として、小規模事業者持続化補助金を活用したいとの相談を新居浜商工会議所が受け、えひめ産業振興財団・BSOに繋ぎ支援することとなった。

具体的な支援内容

・補助金申請資料の作成に向けた要件整理 (新居浜商工会議所、BSO)

 エクステリア工事業の伸長に向けた具体的な投資内容をヒアリングし、設計精度とプレゼンテーション力を上げるためのCADソフト導入及び駐車場の整備を行いたいことが分かった。まずは希望である小規模事業者持続化補助金の採択に向け、事業計画書の作成支援を行った。
 また、補助金の採択に向けては、補助対象事業の決定と経費の整理、事業の定量的効果(売上計画)の考え方について助言を行い、特に売上計画については、売上高を単価×数量で考えることの重要性を伝え、直近期の売上高推移について要因分析を行うきっかけとなった。

・事業環境分析(BSO)

 CONNECTえひめの連携支援コーディネーターとのコミュニケーションを通じて、エクステリア工事業の伸長には5年前に事業参画した長男の貢献が大きいことが分かり、事業承継という側面でも支援ニーズがあることが分かったため、補助金の採択に向けた支援と並行し、今後の企業概要の整理や外部事業環境の分析、自社の強みの再認識に向けた支援を行った。

支援の効果

・補助金申請支援

 小規模事業者持続化補助金は無事採択され、補助事業も完了し、実績報告を行う段階に入っている。

・企業概要の整理

 業績推移や事業別売上シェアを確認し、近年の受注傾向について分析した結果、エクステリア工事業の売上比率は増加傾向であった。また、差別化や付加価値の訴求がしにくい建材販売業に比べ、同工事業は業績向上の余地が大きいといった気づきがあった。

・外部事業環境の分析

 経済センサスなどのデータから、建材卸売業の事業者数が長期的に減少傾向である一方、業界団体のデータからは、「門扉」「フェンス」「カーポート」といった、エクステリアの中でも比較的定番の分野で市場が拡大していることが分かった。

・自社の強みの再認識

 ヒアリングの中から、当社は「ヒト」「モノ」「ノウハウ」「財務体質」など、数多くの強みを有していることが分かり、これらの強みを、先に分析した外部事業環境の機会に活かすことで、更なる経営力向上が図れることについて、石水建材店と認識を合わせた。

今後の展望

 今後は、事業承継を見据え、経営革新計画の作成・認定に関する伴走支援を行うとともに、資産承継を含めた事業承継計画の策定についても支援することを予定している。

事業者様の声

 当初、多田さんに来ていただいたのは補助金申請の支援が目的でした。しかし、事業計画書を作る過程で、当社を取り巻く環境や自社の強み・弱みを冷静に分析できたことは、貴重な経験になりました。当社は次代の経営者も順調に育っており、これからもえひめ産業振興財団さんのような支援機関にいろいろとサポートいただきたいと思っています。

有限会社石水建材店 代表取締役 石水 孝幸 様
有限会社石水建材店
代表取締役
石水 孝幸 様

支援担当者からのコメント

 当社は50年以上にわたり、地域の基幹産業である建設・建築業を支える企業として地元に貢献してきました。時代とともに顧客の志向や競合の動向は変化していますが、これまでの50年間と同様、変化に柔軟に対応しながら引き続き地域の建設業界で存在感を発揮していただきたいです。

ビジネスサポートオフィス 
プロジェクトマネジャー 多田 稔BSO(ビジネスサポートオフィス)
プロジェクトマネジャー
多田 稔